最終回

日本がコロナの脅威にさらされ、緊急事態宣言が発令される中、このブログを書き始めた。最初はトシちゃんに照準を当てるつもりなど全くなく、寧ろその他の自分の専門分野についての見解で文章を書こうと思ってこのブログを開設したのに、結局、トシちゃんについて書く場所になっていた。

トシちゃんのことは大好きだけど、思うこともあり、もう、これで終わりにしようと思う。

今回のブログで最終回にさせていただくことにした。

 

 

アカウント変えて、またはてなブログさんでお世話になるかもしれないが、多分トシちゃんのことは書かないと思うので。

というわけで、最後に感じていることを述べて、このブログを終了する。

 

トシちゃんの凄いところは、いまだにそのステージ、パフォーマンスを魅せて、ファンに復活させたり、ファンに新たにさせてしまうことだ。

テレビに出てメドレーを披露するたびに、LIVEやイベントを行うたびに、新たに復活したファンを生み出している。ファンクラブの会員数もLIVEの動員数も40周年を迎える今になっても右肩あがりである。

この事実、どれだけの人が知っていることだろうか。

ジャニーズのタレントなどの話題は、くだらないことでもすぐに記事になったりニュースで取り扱ったりするのに、トシちゃんについては何人かの方が記事にしてくれることはあっても、イマイチ大きな取り扱いにならないまま、終わってしまうことが多いような気がする。

唯一語られるのは、トシちゃん本人がゲストでその場にいる時だけだったりする。

だけど、本当は、本人がその場にいなくても、話題になるようにならないと意味がないのだ。

残念ながら、現時点において、トシちゃんのポジションはやはりそれほど大きな力を持っていないと言える。それはトシちゃんに原因があるというより、芸能界という世界の仕組みの問題でもあると思うから、責めるつもりはない。

寧ろ、凄いと思っている。トシちゃんはあのジャニーズが最も力を持っていく過程で、間違いなくその大きな煽りをもっとも喰らった人物のひとりであると思うわけで、よくぞここまで、厳しい環境の中を生き抜いてきたと心から思う。

心が折れることなく、不貞腐れてしまうことなく、道を見失うことなく。

ただ、その功績やここに至るまでのことを分かっている人間からすると、今の状態はお世辞にも満足できるものではないのだ。

そんなこと言ったって・・と言われるかもしれないが、これが本音だ。

 

あれだけのステージを魅せることが出来るその現実を、もっと大勢の人に分からせる努力がまだまだ足りないと思ってしまうのは罰当たりなことなのだろうか。

 

本気でその人のことを思うからこそ、もっとこうなって欲しいと思うし、もっとこうなればいいのにと妄想で思い描いてしまうが、なかなかトシちゃんについては、それが現実になっていかないというジレンマの中、苦しい思いをさせられている。

あれだけの人気とあれだけの結果を残した人なのに・・・・という思いがどうしても拭えないのだ。

このままで終わっていい人では絶対にないと思っている。

その凄さを分かってくれる人は確実に増えていることも実感している。だけど、この状態で満足でいいという人ではないと私は思うのだ。だって、こんなもんじゃないだろ、田原俊彦はと思うから。

でも、果たしてそのために何をしないといけないのか、その戦略を考えられている人がトシちゃんのブレーンに何人いるのか、それがいつも心配なのだ。

本人の感覚で物事を決めると言っても、どうしても人間には偏りが生じるし、それが客観的に見て違和感あっても、だれにも何も言われないとそれでいいと思いこんでしまうものだ。

的確なアドバイスをトシちゃんに与えられる人がそばにいるのだろうか。

口うるさく言ってくれる人を面倒だからと排除しているようなことはないだろうか。

周りをイエスマンで囲まれることほど、危険なことはないということを、どこまで分かっているだろうか。

これからのことを考える時、どうしてもトシちゃんを支える体制について、このままでいいのかと思ってしまうことがあるのだ。

トシちゃんにとって心地いい環境であることが最善ではないと言う場合もあるかもしれない。

 

つまり、もう一度テレビに積極的に出るために、移籍とまではいかなくとも、大手と業務提携するなどの考えは全くないのだろうか。

レーベルがメジャーになったことも、もっとうまく活用できないだろうか。

トシちゃんは、自分に力があればといつも言うが、力はあってもそれをうまく使える場所が提供されないと、力があることを証明することができないではないか。

一部のファンが見に行くライブを継続することはもちろん素晴らしい事だが、こんなに凄い事をやっているんだぞ、田原俊彦はということを示す手段としては、やはりメディアの力は必要だと思うし、テレビが無理なら、それをネットの世界に求めてでも示す必要があるのではないのか。

時間には限りがある。

あと何年、今のハイレベルのパフォーマンスを魅せることが出来るのか。

コロナのせいで、今年どころか、来年もステージはどうなるか分からない中、貴重な時間だけが失われていく危機感を抱いているのは私だけなのだろうか。

 

そんなことを突き詰めて考えると、どんどんネガティブになっていってしまうのだ。

思い通りになるとは思っていない。

だけど、一部で盛り上がって終わりということをこれ以上繰り返す余裕はないと思う。もちろんこれは私個人の意見であるが。

 

最後はもう少し前向きに終わりたかったとも思うのだが・・・

不満をぶちまけるだけぶちまけて終わりかよと思う方もいるかもしれないが・・・

もしご期待に沿えないようなら申し訳ないけど、誰かのためにこの文章を書いているわけではないので。

 

最後に、私はトシちゃんファンにも奮起を促したい。

トシちゃんファンの多くは、どうして自分から何も発信しない人が多いのだろう?

こんなに素晴らしいコメントが書けるのであれば、ぜひご自身の文章でブログなりなんなり開設していただきたいと思う人もいる。

トシちゃんについて発信してくれる人がもっともっと増えてもらいたいと願っている。

誰かの文章に乗っかるのではなく、自分の言葉でトシちゃんの素晴らしさを発信できる人が増えれば増えるほど、影響力は確実に大きくなると思っている。

 

そう言いながら、私はやめてしまうので、偉そうなことは言えないけど。

ハッキリ言って、しんどい。一銭にもならなことを続けることは、かなり強い信念とエネルギーがないとできないことだ。

だが、少ない人数の人に寄り掛かるのではなく、各自が自分のツールで表現してくれたら、それは頑張っている人の負担を減らすことに繋がる。

 

そして、時には、前向きなダメだしもしてあげられることも一つの愛情。だから称賛だけではなく、ダメな点や改善すべきことも辛口で告げてあげられること、そして、そういうことに寛容な環境になっていってくれること・・・こういうことを自由にできることが正しい応援なのだと思っている。

そう言いながら、退散するというのだから情けないが・・・・私以外の誰かがしっかりと引き継いでくれると信じている。

 

短い間だったけど、私の想いを読んでくださった皆様、ありがとうございました。

またどこかでお会いできる日があれば、どうぞよろしくお願いいたします。